「卵は、1日6個食べてもOK!?」
佐藤です。
今回は、料理レシピではありませんがあなたが普段必ず料理に使う『油』に付いて話します。
「激変した油の常識」の暴露です。
この話を知っておくと、「脂分の多い物は食べたらダメだ!」「油は全部敵だ!」と食べることを過剰に制限する必要がなくなります。
ある一定の油は、「積極的に摂った方がいいんだ」というのが理解で、”油”を安心してを食べていただけます。
健康になりたい、減量したい・・・となれば、体にために食事で摂る「”油分”は減らす」が常識です。
が、これが、最新の栄養学ではくつがえろうとしています。
いや、すでにくつがえっているかもしれません。
現に、2010年の「日本人の食事摂取基準(30代女性)」の1日で摂取するエネルギーの割合のうち脂質が占る割合は、25%に設定されていました。
ですが、2015年には、30%にまで引き上げられています。
さらには、”コレステロール”。
摂り過ぎると中性脂肪になったり、高脂血症になったりするといわれ、卵に多く含まれていることは有名ですが、摂取しても血中コレステロール値にほぼ関係なしと今では言われています。
コレステロールは体内で代謝できる量が1日で2gほどです。
その量で勝手に調節されるので、食べ物から摂るほど体への合成量が減っていきます。
「卵は、1日5~6個まで食ってもOK」とまで言い切る医師もいます。
また、3731人の日本人を17年間追跡調査した、「脳こうそくと食生活の関係」の結果では、コレステロールの摂取量が多い人ほど脳こうそくの死亡リスクが”低かった”そうです。
このように、今まで多くの人が信じていた油に関する常識がここ十数年の研究によって激変しています。
「それじゃ、油物はいくら食っても大丈夫なんだ!」というわけではありません。
油の種類によっては過剰に摂取すれば蓄積され、体に何らかの悪影響が出ます。
摂取するべき、体のために”いい油”というのがあります。
反対に”悪い”油もあります。
簡単に言うと・・・避けるべき、摂りすぎに注意すべき”油”は、使い古した油(使って長期間放置した揚げ油など)、マーガリン、シュートニング、サラダ油。
マーガリンとシュートニングは、元は常温で液体の植物性の油。
特殊加工で固体にしているわけですが、この加工処理の時に一部が「トランス脂肪酸」という油になります。
コイツは、冠動脈疾患を引き起こす可能性があります。
冠動脈疾患とは、心臓まわりの冠動脈の内壁に沈着した脂肪などが血管の内腔を狭めて血液量が減少し、酸素や栄養素を心筋に運べなくなる病気です。
胸が痛くなったり、胸が圧迫される感覚を招きます。狭心症の症状のことです。
アメリカでは現在、 「トランス脂肪酸」 に徐々に規制をかけていますが、日本では規制がありません。
ただ、日本人が摂取している「トランス脂肪酸」は、摂取する油分全体の約1%。
アメリカが摂取する量に比べれば少なくほぼ影響はないとも言われ、それほど心配する必要はないです。
長くなりそうなので続きは次回。
“いい油”についてと、最近はテレビでも取り上げられている”オメガ9、6、3”などについて詳しく暴露します。
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