天津豆腐のきのこ餡かけ

コンビニのお惣菜を丸パクリ!?

佐藤です。

今回は、
「卵料理であり、豆腐料理でもあるレパートリー拡大の餡かけ一品」
を伝授します。

よく、読者さんから、「レパートリーが少なくて、困ってます…」といった内容のご意見を頂くのですが、私は、「みんな、難しく考えすぎではないのかな?」と思うことがあります。

レパートリーを広げるには、いろんなレシピを見ることももちろん有効ですが、普段使う食材ってそれほど多くなく、だいたい決まってくるので、それを如何に幅広く調理できるか?ですよね。

なので、結局、重要なのは”アイディア”ではないかと….

そう考えると、意外と身近にそういったアイディアって転がっているのですね。

例えば、コンビニのお惣菜。

ハッキリ言ってコンビ二のお惣菜の味は微妙…と思っているのですが、でも”アイディア”になるものってたくさん見つかるのです。

コンビニの商品開発の力の入れかたって半端ない…

如何に売れる商品を考え出せるか?と日々アイディアを探しまくっているので、家庭料理に参考になることも結構ある。

私、先日コンビニにミネラルウォーターを買いに入ったとき、ついでに弁当やお惣菜のコーナーも見て回りました…

すると、私にとってひときわ目を引くものが…

「おッこれ、面白いな!」

それが、「天津揚げ豆腐」

厚揚げ(揚げた豆腐)に薄焼き玉子をのせ、餡をかけたお惣菜です。

「天津飯」を厚揚げでアレンジした感じの料理ですね。

他にもお弁当やおにぎりでもじっくり見ているといろんな”アイディア”が見つかります。

そぼろごはんとチキン南蛮を組み合わせた弁当とか、おにぎりの具でも「エビマヨ」のアレンジで「シャケマヨ」なんてのもありました。

こういったアイディアなら、家庭でも簡単に取り入れられますよね。

大事なことは、常に頭にアンテナを立てておく…

レパートリー広げたいなら、「何か料理のアイディアはないか?」と意識することも重要だと思います。

いつもそういう考えを持っておくことで、普段見逃していたことが目に飛び込んでくるのでね。

これ「カラーバス効果」などといったりします。

意識するとそれに関する情報がどんどん五感に入ってくる現象。

熱心にレシピ探すより、もしかしたらこっちほうが早くレパートリーが増えるかも…

で、今回おすすめしたい料理は、先ほどお伝えしたコンビニ惣菜のアイディアをほぼ丸パクリしたレシピ…

『天津豆腐のきのこ餡かけ』

「薄焼き玉子をのせて餡をかける」というアイディアを利用して、厚揚げではなくもめん豆腐で作ります。

餡もしめじ、カニかまを加えてちょっとボリュームアップ。

玉子と豆腐、きのこの餡が調和して食べやすい味。

酒のアテとしておすすめですが、ごはんのおかずにもなります。

豆腐料理にもなるし、卵料理にもなる。

一気に2種の食材のレパートリーを増やすことができます。

私、新作の料理を作る時は詳細にレシピを考えて、最低2~3回は試作するのですが、(いつもではないです…)

今回の『天津豆腐のきのこ餡かけ』は、頭の中でだいたいの工程を考えただけ、一回で上手く作れました。

それくらい覚えやすく簡単ってことです。

”丸パクリ&適当レシピ”を見て下さい。
↓↓

【材料】(1人前)
もめん豆腐…1/2丁(150g)
卵…2コ
刻みネギ…少量

【きのこ餡】
割合「だし6:みりん1:淡口醤油1」
水…大さじ6杯(90cc)
みりん…大さじ1杯(15cc)
淡口醤油…大さじ1杯(15cc)
粉カツオ節…小さじ1杯
水溶き片栗粉…大さじ2.5杯
(片栗粉大さじ1杯+水大さじ1.5杯)


しめじ…1/5袋(50g)
カニかまぼこ…1本(20g)

1、しめじは、根本を切り落とし、バラしておきます。

大きい場合は、半分に裂く。
2、カニかまは、細く裂いておきます。
3、もめん豆腐は、二等分して半分だけ使います。(150g)
4、水(400cc)と濃口醤油(大さじ1)を入れた湯で豆腐を茹でます。

(濃口醤油を入れることで、軽く下味を付ける)

沸騰してきたら弱火にします。(卵を焼くまで茹でっぱなし)
5、卵2個は、ボウルに割り入れ、白身が見えなくなるまで混ぜておきます。
6、【きのこ餡】を、作ります。

鍋に水(90cc)、みりん・淡口醤油(各大1)、粉カツオ節(小1)を合わせ、強火にかけます。

水溶き片栗粉(片栗粉大さじ1杯+水大さじ1.5杯)も作っておきます。
7、しめじ、カニかまも加えて、沸騰してきたら弱火にして1分ほど焚きます。
8、しめじが軟らかくなったら、水溶き片栗粉を少しずつ加えてとろみをつけます。

とろみが付いたら火を止めます。
9、卵を焼きます。

フライパンを強火にかけ、油を入れて40秒ほど熱したら弱火にして、卵を入れ、すぐかき混ぜます。

(焼き過ぎない…ふわふわ感がなくなるので)
10、8割ほど固まったところで裏返します。

数秒加熱したら火を止めます。
11、茹でた豆腐を崩れないように器(深い器) に盛ります。
12、焼いた玉子を豆腐にのせます。

(玉子の中心が豆腐の中心にくるようにのせる)
13、餡を再度温めて、かけます。
14、刻みネギをのせて完成です!

スプーンですくいながら食べて下さい。

豆腐、玉子、きのこ餡の味の調和がなんとも言えない酒のアテになる一品。

豆腐、卵、きのこ、カニかまを準備して是非、作ってみて下さい。

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