煮込めば増す、だから自然な”甘み”が味わえる!
佐藤 周生です。
野菜の自然の「甘み」を味わう簡単煮物を伝授します。
野菜は、煮込めば煮込むほど甘みが増します。
砂糖やみりんを入れる必要が無いほど甘くなる野菜もあります。
私が今まで扱ってきた野菜の中でも玉ネギ、キャベツは、特に煮込むと甘みが強くなると感じています。
野菜の自然の甘みは、くどさがなく料理にした際にほんとの美味しさが味わえます。
今回の料理、
「手羽先と春キャベツと新玉ネギのくたくた煮」
は、砂糖・みりんを一切使用しません。
「甘み」を付けない…
「水20:酒1:淡口しょう油1」の”割合の煮汁”で焚きます。
すごくあっさりに仕上がる煮汁ですし、野菜の甘みを引き出してくれる煮汁です。
この煮汁で旨味とコクを出すために手羽先を入れ、野菜が溶ける寸前まで焚いて軟らかくします。
野菜の甘みを最大限まで引き出すために、”くたくた”になるまで煮込むわけです。
鍋料理で言う「野菜をくたくたに煮る」の「くたくた」です。
その状態になるまで煮込むので、約20分ほどかかりますが、煮汁を合わせて材料を加えて中火でコトコト焚くだけ。
ほったらかしで出来ます。
ひたすら軟らかく煮込むだけ。
試作の時、冷めないうちにすぐ食べましたが、
玉ネギは口の中で溶け、キャベツは、ほぼ噛む必要がないくらい軟らい食感でした。
煮汁を飲むとキャベツと玉ネギの濃厚で自然な甘みを感じましたね
「美味しい!」
という言葉は出ず、黙って
「うん!」、「うん!」
という表現になります。
では、くたくた煮物の作り方見て下さい!
↓↓
【材料】
手羽先…6本(300g)
春キャベツ…小1/4個(200g)
新玉ネギ…1/2個(100g)
せり…少量
【煮汁】
水…600cc
酒(清酒)…30cc
淡口しょう油…30cc
粉カツオ節…小さじ2杯
『水20:酒1:淡口しょう油1』の割合
軟らか~い自然の甘みがするキャベツが味わえます。
キャベツは、包丁で切らず手で適当な大きさにちぎって煮汁に入れのも有りです。
軟らかくなりますからね。
コラーゲンのしみ出た旨味と甘みたっぷりの煮汁も美味です。
是非作ってください!
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