非常識な簡単料理
佐藤です。
今回は「応用が利く、調理法」を伝授します。
例えば、加熱した温かい食材には温かいソースや温かいタレなどをかける…
冷たく調理した食材には、冷たいドレッシングや冷たい合わせだしなどをかける…
これ、当然のことあり、常識とも言えると思います。
でも、その常識を覆す方法があって、その方法をマスターしておくとレパートリーってもっと増やせるのですね。
今回お伝えする料理は、
「ズッキーニと豚ロース肉の人参ドレッシング」
これ、フライパンでズッキーニと豚ロース肉をササっと焼いて、人参のドレッシングをかけるだけの超簡単料理。
熱々の食材に冷たいドレッシングをかけているわけです。
これがさっぱりして美味しい。結構おかずになって、肉の臭みが苦手な方でも食べやすいです。
でも、これ、
「温かい料理が冷たくなって台無しじゃん!」
といった固定概念を持っていると、そんな料理を思いつかないのですね。
ちょっと大げさに言えば、レパートリーを増やすチャンスを逃す…
別に温かくもなく、冷たくもない料理があっても良いわけです。
この固定概念というのは料理で言えば、新しいアイディアを潰すことになりすし、レパートリーを増やす機会も逃がす…
すごく勿体ない。
例えば、「トウモロコシ」。
トウモロコシは「茹でて食べる物」と思い込んでいたら、必ず茹でたり、焼いたり調理しないといけない。
時間がかかる。
でも、トウモロコシは生でも食べられるのですね。(瑞々しくて甘くてめちゃうまいです!当たり外れがありますが…)
生で食べられるなら、わざわざ加熱する必要などなく、切るだけ。
数分で一品作れます。
もっと言えば、皮を剥いてササっと洗うだけでも食べられるので、切ることすら必要ない。
生で食べられることを知っておけば、他にもいろいろ生で食べるトウモロコシ料理を考えられるので、加熱料理以外のレパートリーも増えるわけです。
「トウモロコシ」は例えばの話ですが、固定概念とか常識というのはチャンスを逃すので怖いことだと思います。
「当たり前」と思われていることって疑うことも大事ではないでしょうか?
料理に限ったことでは無く、様々な場面で言えると思いますね。(テレビのニュースは特に…)
ちょっと話がそれましたが、
「ズッキーニと豚ロース肉の人参ドレッシング」
で、活用している”熱いものに冷たいドレッシングやソースやタレをかける”という調理法なら料理の幅がすごく広がります。
例えば、茹でた野菜にドレッシングをかける「ホットサラダ」。
鶏肉を唐揚げにして冷たいポン酢をかける、「鶏唐のおろしポン酢かけ」とか。
これらは、作った憶えがある方もいるのではないでしょうか…
意外と身近で作ってたりします。
でも、【熱々に冷たいソースをかける】という「非常識な調理法」として頭に置いておくと、もっと幅広くいろいろ応用もできると思います。
「ズッキーニと豚ロース肉の人参ドレッシング」
は、その一例となりますので、是非試しに作ってみて下さい。
↓↓
【材料】(1~2人前)
ズッキーニ…1本(150g前後)
豚ロース肉スライス(生姜焼き用)…4枚(100g)
油…小さじ2杯
乾燥パセリ(飾り用)…少々
【人参ドレッシング】
人参(中200g前後)…1/10本(20g)
オリーブ油…大さじ1杯(代用…アマニ油、エゴマ油など)
酢…大さじ1/2杯
みりん…大さじ1/2杯弱
淡口醤油…小さじ1杯
塩…1つまみ
コショウ…2~3ふり
ズッキーニの代わりに茄子や南瓜、じゃが芋やさつま芋、アスパラやいんげん豆などでも美味しくできます。
焼いたり、炒めたりした熱々の食材に冷たいドレッシングをかける調理法をマスターして、
是非、作ってみて下さい。
とうもろこしの話が出てましたが、とうもろこしは確かに新鮮で先まで身が詰まっているものは生でもうまいです。
最近はとうもろこしご飯にすることが多いです。コツは、炊くときに実をばらしたあとのとうもろこしの芯を入れることです。
いい出汁がでます。
本筋の話から外れますが、最近作ってみてかなりうまくできたので。思わずかいてしまいました。