味が滲みてないのに美味しい煮物とは?
佐藤です。
今回は、 「短時間で作れる酒のアテになる煮物」 を伝授します。
煮物ってなんとなく食べたくなる時が、 ありますよね?
でも、切ったり下茹でしたり…時間が かかりますし、焚く時間もかかる… やっぱり煮物は、敬遠しがち。
もし”最高に美味しい煮物”を作りたい なら、なおさら時間の確保が必要。
私は、煮物の作り方で必ずお伝えする のが、これ、
「最高に美味しい煮物を食べたいなら、 1日寝かせて下さい。」…
私の料理講座、オンライン料理教室 「和食の玉手箱」の中では、 だれでも失敗しない煮物が身に付く
詳細なノウハウをお伝えしていますが、
ここでも最後は、 やっぱり「寝かせて下さい」といいます。
なぜか? 煮物は、基本的には20~30分焚きます が(煮物の種類によって変わります)、
出来上がった時点では、完全に食材の中 まで味が滲みていません。
なので、焚けたら1日冷蔵庫で寝かせる。 時間をおくことでジワジと食材の中心
まで味がしっかりしみ込むのですね。
「そこそこ美味しい…」ではなく、 「旨い!!」と言える煮物を作りたいなら、
”寝かせる”ことが必須なわけです。
しかし、今回お伝えする煮物はその必要 がありません。
焚く時間も5分焚くだけで寝かせなく ても、美味しく食べられる…
これ、ちょっと基本の煮物をアレンジ した方法。
寝かせて味を滲み込ませる時間を省く ために、通常の煮物より若干味を濃く
して食べる時も汁ごとすくって食べる…
そうすることで具材に味が滲みてなく ても、煮汁の味で美味しく食べられるわけです。
考え方次第では、汁物を食べているよう な感じともいえるかもしれません。
煮物は、簡単なものでもある程度の手間 と時間がかかりますが、
これなら、時間の無い時でもササっと 作って美味しく食べられます。
食材は、いろいろと合うものがあります。
下準備や下茹での必要がないものが 良いです。
そういった食材を使えばさらに調理時間 全体を短縮して作れます。
今回、おすすめの食材は、 ”ホタテ”と”なめこ”、 「ホタテとなめこの田舎煮」です。
割合で煮汁を作って、生姜を加え、そこ にホタテとなめこを入れて5分焚くだけ。
ホタテは”ゆでホタテ(小)”、なめこは、 カット済みのパック詰めを使えば、
切る 作業すらないので、超簡単です。
濃口醤油ベースの煮汁で田舎煮仕立て。
そして、生姜が貝の臭みを抑えてくれます。
若干濃い味付けではありますが、醤油 辛いわけではないのであっさりで食べて 頂けます。
これは、酒の肴になりますね。
このような濃い味でササっと焚いて仕上 げる煮物は、私が現役の時、余った魚や 野菜を
「付きだし」で使い切りたい時に よく活用していました。
短い時間でパパっと作れて、お客さんも満足… 一石二丁のズボラ調理法の1つです。 」
作り方、覚えてみて下さい。
↓↓
【材料】(2人前〈2日分〉)
ホタテ貝(ゆでor生)…120g (小さいホタテで20個くらい)
なめこ….1P(カット済みを使いました)
生姜…スライス5~6枚
【煮汁】 割合『だし10:みりん3:濃口醤油1』
だし…大さじ10杯(150cc)
(または、水150ccとだしの素小さじ1/2杯)
みりん…大さじ3杯(45cc)
濃口醤油…大さじ1杯(15cc)
(砂糖を使う場合はみりんを「1」で砂糖大さじ1杯弱)
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