フライパンに食材がくっ付かないため大事な”3つ”のポイント

【知恵】フライパンに食材がくっ付いてしまう原因は、この3つかもしれません...

鉄とフッ素加工は手入れ方法が違う…

佐藤です。

前回の続きで、
「フライパンに食材がくっ付かない方法
(その2)」です。

で、今回はくっ付かないようにするため
のポイントとして3つの大事なことを
お伝えするのですが…

前提として、フッ素加工のフライパンを
お使いで毎回、毎回食材がくっ付いて
しまうなら、

フッ素加工の性能は、ほぼ落ちているの
で、買い替え時期だと思います。

新品のフライパンを買うって事です。

で、古いフライパン捨てるのはもったい
ないですよね。

なので、

私は、「茹でる専用鍋」にしたり、
「ちょっと何かを煮込む」時の”小鍋”
代わりに使っています。

(照り焼きのタレを作るとか、少量の
野菜を茹でるとか…)

カレーを作る専用にしている深型の
フライパンもあります。

カレーって念入りに洗っても臭いが
取れないでしょ?

カレーを作った鍋やフライパンで次に
他の料理を作ると全部”カレー風味”に
なっちゃいます(笑)…

なので、使い古しのフライパンを
カレー専用にしてます。

で、

今あなたがお使いのフライパンが
それほど使い込んでいなく、くっ付いて
しまうのであれば、

今から話す『3つのポイント』に気を
付けるだけで、フライパンに食材が
くっ付くのを防ぐことができるはずです。

「フッ素加工のフライパンで食材がくっ付
かないようにする”3つのポイント”」

まずはじめは…

1つ目、『油を入れる”タイミング”』

これ、鉄フライパンを使う場合に特に
大事なポイント。

鉄というのは「親水性」という水分に
馴染みやすい性質を持っています。

例えば、牛のステーキ肉をフライパン
で焼く…

肉には水分がありますから、その水分が
鉄と触れたときに馴染もうとしてくっ付
いてしまうわけです。

ですから、フライパンと食材が直接触れ
ないようにするために「油」をひくので
すね。

ただ油をひけば、くっ付かないのかと
いうと、そうでななく「温度」も大事。

フライパンの温度が上がってない状態で
食材を入れると「吸着水」というものが
邪魔して油が馴染まない・・・

フライパンには、人間には見えない
「吸着水」という水分が付いているの
ですね。

これ乾いた状態のフライパンでも、存在
する水分。

この「吸着水」がくっ付きの原因。

水分があるからくっ付く。

油を入れる前に「吸着水」をしっかり蒸発
させないといけないのです。

「吸着水」が残ったままだから、くっ付く
のですね。

ですから、40秒~50秒ほど加熱 して
(少し抑えた強火~中火の火加減)、
「吸着水」を揮発させる。

それから油を入れる。

要は火を付けて、すぐに油を入れるの
ではなく、ある程度加熱してから、油を
入れることが大事。

ここが1つ目のポイントになります。

(※注意点※極度に加熱しすぎると
400度以上でクロロメタンなどの有毒
ガスを発生します。人体に悪影響が
あるといわれています)

また、
「油をフライパン全体に馴染ませること
も大事」

油が付いてない部分で食材を焼けば、
やはりくっ付きます。

食材を入れる前に、油をしっかり全体に
広げてから、焼き始めましょう。

これもくっ付かないようにするための
”コツ”です。

 

2つ目、『フッ素加工でも必ず油をひく』

油は、フッ素樹脂加工を保護してくれる
効果もあります。

フッ素加工だと、油がなくてもくっ付か
ないので「油を摂りすぎないように」と
ひかない場合もあると思いますが、

フッ素加工を長持ちさせたいなら、油は
ひいたほうがいいです。

例えば、脂分の多い肉とかなら、加熱
すると脂は出てきますので、あえて
入れなくてもいいかなと思います。

「吸着水」を揮発させた後に、油の多い
肉を少量入れ、フライパンになすりつけ
て脂を出す。

これが、「油」代わりになりますね。

野菜だけの場合は、「油」を引いたほう
がいいです。

ですので、もし「油分を抑えたい!」と
いう場合も少量でいいので入れるように
して下さい。

加工を保護しての性能を長持ちさせて
くれます。

長持ちすれば、それだけくっ付かない
効果が長く続きますからね。

 

3つ目、『洗う時は、柔らかいスポンジなどで!』

フライパンを洗う時、金たわしや
スポンジの硬い部分で洗うと傷が付き、
フッ素加工の効果が薄れます。

ダメージ大。

必ず柔らかいスポンジなどで洗って下さい。

それと、フライパン使った後、水で急冷
しては 駄目。フライパンが”ゆがみ”ます。

急激な温度変化で、曲がっちゃうのです。

で、そのゆがみの隙間から加工が剥がれて
くる。

なので、必ず”お湯”もしくは”ぬるま湯”で
洗って下さい。

フライパンにこびり付いた調味料なども
取れやすくなります。

それと…

よくフライパンは、洗剤で洗わない方が
いいといいます。

これは、表面に油分が残っているほうが、
油膜のコーティングとなって焦げ付き
にくい、という理由。

確かにこれは、私も経験上、ある程度
合っていると思います。
完全に油を洗い落とすよりは、残って
いるほうが焦げ付かないように感じます。

ですが、これは、鉄のフライパンのみ。

鉄のフライパンは、金の子たわしなどで
、水洗い(またはぬるま湯)して下さい。

フッ素加工のフライパンの場合、洗剤
有りの洗い方は、デメリットになる。

油(脂)が残ったまま、乾燥すると加工が
剥がれやすくなるのですね。

ですので、フッ素加工のフライパンの
場合は、洗剤で油をしっかり洗い流した
方がいいです。

 

「フライパンに食材がくっ付かないよう
にする」ためには、
以上の”3つ”のポイントに気をつけて
使用して下さい。

他に「くっ付かないようにするため」
のポイントとしては…

フッ素加工に傷をつけない方がいいので
、 金属のフライ返しなどの使用はダメ
ですね。

道具類は、木製のものや高温に耐える
シリコン素材のものを使って下さい。

それと、表面に加工のあるフライパンは
あくまで消耗品です。

前回もいいましたが、1~2年の
耐久年数しかないです。

これは、頭にインプットしておいて
頂きたいですね。

 

前回の「フライパンに食材がくっ付か
ないようにする方法(その1)」はこちら↓

 

フライパンに食材がくっつかないようにする方法(その1)

煮物用”たけのこ”の切り方

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