「食べる順番」気にしていますか?

【酵素の無駄使いは病気リスクを上げる】

今回は、「食事の時、料理を食べる”正しい順番”」を伝授します。

「食べる順番」はすごく大事。

順番を間違えば、体内の消化酵素の大量に使ってしまいますし、
食べる順番が正しければ、消化酵素の無駄遣いを抑えることができます。

※消化酵素の無駄遣いが病気に繋がるメカニズムについて詳しくは以下をご覧下さい。

もし、まだ健康に生きるための「酵素」の重要性をご存じない方もいらっしゃると思いますので、簡単に説明しておきます。

まず、体内の酵素は大まかに消化(分解)に働く「消化酵素」とカラダの回復・解毒に働く「代謝酵素」の2種類があります。

そして、

カラダが”1日に作り出せる酵素の総量”も決まっています。

「消化酵素」と「代謝酵素」、カラダの状況によってそれぞれ必要な量を生成するわけです。

基本的に食べ物を食べれば「消化」が優先されるので、消化に悪いものを多く食べたり、食事量が増えると「消化酵素」の生成量が多なります。

そうなると、1日に生成される酵素の総量の内、「消化酵素」の生成量が多くなれば、

「酵素の総量:100」=「消化酵素:70」>「代謝酵素:30」
(※分かりやすくするため数値を入れています。実際はどのくらいの差があるか、わかりません)

となり、

おのずと代謝で使う酵素…つまり「代謝酵素」の生成量が減って、カラダの回復・解毒がおろそかになってしまうわけです…

簡単に言ってしまえば『病気になりやすくなる』と。

ついでに申し上げると、

年齢を重ねるごとに1日に生産できる酵素の総量はジワジワ減っていきますから、
消化のほうで酵素を多く使えば、より一層、代謝がおろそかになります。

要は高齢になるほど、消化の悪い食事ばかり摂っていると、病気のリスクはどんどん上がっていくわけです。

ここでいう消化の悪い食事とは「加熱食」です。
(一般的に言われる、生の食物、脂分が多い食物などが消化に悪いという話は、また別の時に…)

まず、生の野菜や生の果物や発酵食品には酵素を含みます。

食べ物から酵素を摂ることができれば、それが消化活動の補助となる為、体内の消化酵素を多く使わずに済みます。

しかし、酵素は熱に弱いため、加熱された食物に酵素は含みません(加熱温度によっては酵素は残る)

よって、体内の消化酵素がたくさん必要になる…

つまり、酵素を失った「加熱食」は消化の悪い食事で、負担になるのです。

だからこそ、食事では加熱食を減らし、生食・発酵食で酵素をたくさん摂って、

「酵素の総量:100」=「消化酵素:70」>「代謝酵素:30」

という状態にならないようにすることが重要。
(理想は、「消化酵素:40」<「代謝酵素:60」、現在病気を抱えていらっしゃる場合は、「消化酵素:10」<「代謝酵素:90」が理想)

ですが、加熱食に慣れてしまっていると、それを急に減した食事にするのは難しいかもしれません。

そこで!

実は「食べる順番」でも消化酵素の無駄使いを抑えることができるのですね。

ということで、

今回は「食べる順番について」お伝えします。

酵素温存の食順

「食べる順番」、結論から言いますと、

『酵素を含む生食・発酵食から先に食べる』です。

酵素を”含まない”加熱料理から食べてしまうと体内の消化酵素を使い始めてしまう…

逆に酵素を”含む”料理を先に食べるとその料理に含まれる酵素(食物酵素)が体内の消化酵素が使われ始める前に働くので、

体内酵素を温存できるわけですね。

先に酵素を含む料理を食べて酵素が待ち構えているところに加熱食を食べれば、無駄に体内酵素を消費しなくて済むと。

なので、「生食・発酵食」⇒「加熱食」の順番で食べたほうがいいといいということです。

加熱食は後…

理想の食べ方

理想は「生食・発酵食」の料理を食べ切ってから、加熱料理を食べる。

それがベストですね。

強力な消化液を作って、その中に食べ物を入れていくイメージ…

例えば、こんな献立。

「生食・発酵食」…緑黄色野菜サラダ・玉ねぎおろし納豆・胡瓜のぬか漬け
「加熱」…ごはん・わかめ味噌汁・サバのみそ煮

緑黄色野菜サラダ・玉ねぎおろし納豆・胡瓜のぬか漬けをバクバクっと食べ切って、

それから、ごはん・わかめ味噌汁・サバのみそ煮を食べるという感じ…

でも、実際はあれこれ食べたくなりますよね。

そのほうが楽しめますし。

なので、せめて緑黄色野菜サラダと玉ねぎおろし納豆を全部食べ切ってから、他の料理を食べるようにしてみて下さい。

で、それは一例なので、「納豆をごはんのおかずにしながら食べたい」のであれば、

サラダと胡瓜のぬか漬けは先に食べ切ってしまうという順番でもいいです。

とにかく、生食・発酵食を2品くらいは先に食べ切って、それから加熱食べる…

という食べ方にすれば、酵素が待ち構えた状態を作れるので、

体内酵素を無駄遣いせずに済みます。

料理の並べ方も重要!

例えば、上記に挙げた献立を並べるとします…

手前から1列目にごはん・味噌汁。

2列目にさばのみそ煮。

3列目にサラダ・納豆・胡瓜の漬物。

サバのみそ煮が主菜になるので、大体そんな感じで並べますよね。

でも、この置き方がよくない…

「先に生食・発酵食!」と分かっていても手前に加熱食があれば、どうしてもその料理から食べちゃう。

昔から懐石料理のしきたりからそういう並べ方が主流なので、特に「ごはんから食べる」がクセになっていると思います。

手前にごはん・味噌汁・おかずが並べて無意識に食べ始めると間違いなくそれらを先に食べてしまうので、

あえてサラダ・発酵料理・漬け物を手前に並べるようにしてみて下さい。

ごはん・味噌汁・加熱のおかずは後ろに並べるということです。

そうすれば無意識でも酵素を先に摂ることができます!

実際に効果抜群!

その並べ方は実際、わたしもやっていて効果を感じています。

その並べ方にしてなかった時は、「生食・発酵食から!」と分かってはいるものの、家族で会話が盛り上がってくると知らないうちにごはんとおかずをバクバク食べちゃってる…

ですが、加熱食を後ろ、生食・発酵食を手前に置くと自然とそっちに手が動くので酵素が先に摂れる食べ方になりますね。

でも、始めは「先に生食・発酵食!」を意識して食べるようにしてみて下さい。

みんな加熱食に慣れていて、そっちのほうが美味しく感じる場合も多いですから、

意識してないと先にそればかり食べることもあるので。

「先に生食・発酵食!」が習慣になるまでは意識して食べるようにしてみて下さい。

最後に

いかがでしたか。

もし普段、食べ順を意識してないようなら今日から食べる順番を意識して、

酵素が摂れる「生食・発酵食」から順に食べるようにしてみて下さい。

「生食・発酵食」が手前、加熱食を後ろに並べる…

これだけでかなり違ってきますので。

そうすれば貴重な酵素の無駄遣いを防ぐことができ、代謝もしっかり行われて病気をしにくいカラダになります。

食べ方の応用としては、野菜または果物ジュースを飲んで先に酵素を摂る方法でもいいです。

その場合はスムージーではなく、液体のみの野菜果物ジュース。

もちろん、手作りですよ。

市販のジュースは加熱殺菌されてますから、酵素はほぼ失われてます…(ゼロではないかも…)

生ジュースを先に飲む食べ方は消化負担を軽減しつつ、酵素を先に摂ることができます。

野菜果物ジュースは酵素(食物酵素)全体の量も増やすことができるので、良いことづくしですよ。

是非、今日からやってみて下さいね。

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