【人間の感性を刺激する自然食物の凄さ】
健幸料理家・健幸アドバイザー 佐藤周生です。
今回は『フルーツソースをかけるだけの簡単!鮭料理』を伝授します。
もうすぐ、旬が終わるのですが(地域によって変わる)、
おそらく、ほとんどのスーパーで見かける「八朔(はっさく)」「甘夏(あまなつ)みかん」「夏みかん」…
春から初夏にかけてが旬の果物ですね。
冬みかんやオレンジほどの甘味はないのですが、キリっとした酸味が特徴でスッキリした後味に爽快さを感じられる柑橘類です。
お好きな方も多いのでは、ないでしょうか。
このキリっとした酸味が料理と相性が良く、特に肉・魚料理に使いやすい…
そして、
いつも酵素の話をしていますが、「八朔」「甘夏」「夏みかん」は生の果物ですから、酵素を摂ることができます。
その果物を相性の良い、肉・魚料理と合わせることで美味しくなるだけでなく、消化負担を軽減した一品にもなるということです。(後者のほうがメリットが大きい!)
肉魚は「たんぱく源」
たんぱく質はカラダに必要な栄養素ではありますが、非常に消化負担が大きいので、そういった果物と合わせる料理を知っておくと、その負担を減らすことができます。
そこで、今回のおすすめ料理!
『銀鮭のソテー さっぱり甘夏ソース』
冒頭であげた旬の果物の内、「甘夏」を使用し、これをドレッシング仕立てのソースに仕上げて、
フライパンでオリーブ油ソテーした「銀鮭(ぎんさけ)」にかけるだけ!
【甘夏ドレッシングソース】は、果汁をベースにお酢・みりん・オリーブ油を加えてドレッシングに仕上げ、果肉も加えているので、キリっとしていながら程よい酸味と甘みで後味が自然な爽快感!
その酸味は銀鮭の魚臭さも抑えて、魚の旨味のほうを強く感じさせてくれます。
例えば、鮭のムニエルはマヨネーズベースのタルタルソースを付けながら食べる場合がありますが、あの美味しさに爽快感をプラスした感じの美味しさです。
何より、
タルタルソースでは酵素がほとんど摂れませんが、【甘夏ドレッシングソース】は生の甘夏がベースなので酵素がたっぷり!
銀鮭のたんぱく質の消化を助けてくれます。
私、ここ2年間ほど焼き魚やソテーした魚にドレッシングソースをかける料理をよく試作しているのですが、
『銀鮭のソテー さっぱり甘夏ソース』は、私の中で5本の指に入るほどの上位の美味しさになったと思ってます!
繰り返しになりますが、「爽快感」がポイント!
それって生の果物や野菜でないと、なかなか出せないんですよね。
やっぱり、自然由来の食物というは、加工された食物と何か違う…
人間の感性を刺激してくるものがあります。
自然の力はすごいなと思います。
それでは、
『銀鮭のソテー さっぱり甘夏ソース』
簡単すぎるレシピを見て下さい!
【材料】(1人前) | 分量 | 備考 |
銀鮭(生) | 1切(80g) | |
塩 | 小さじ1/2杯 | |
粗びき黒胡椒 | 少量 | |
片栗粉 | 小さじ2杯 | |
オリーブ油 | 小さじ2杯(10cc) | |
乾燥パセリ | 少々 |
【甘夏ドレッシングソース】(2~3人前) | 分量 | 備考 |
甘夏 | 1コ(400g) ※果汁1/2個分(50cc) +果肉1/2個分 | ※代用…八朔、オレンジ、夏みかんなど |
オリーブ油 | 大さじ2杯(30cc) | |
お酢 | 大さじ1杯と1/2杯(23cc) | |
みりん | 大さじ2杯と1/2杯(23cc) | |
塩 | 2つまみ | |
粗びき黒胡椒 | 少々 |
★甘夏はグレープフルーツくらいの大きさ(400g)を目安に選んで下さい。
1、銀鮭は、両面に塩(小1/2)、黒胡椒(少量)をふっておきます(15分おく)。
2、15分後、キッチンペーパーで水分(塩をふると浸透圧で水分が出てくる)を拭き取った後、
片栗粉(両面 各小1)を両面ふります。(「茶漉し」や「小ザル」を利用すれば均等にふれる)
3、フライパン(小)を強火で30秒熱したら、オリーブ油(小2)を敷き、
片栗粉をまぶした銀鮭(皮面(表)から)を入れ、焼きます。
弱火にして5分焼きます。
4、焼いている間に【甘夏ドレッシングソース】を作ります。
甘夏を輪切り2等分にして、1/2コは果肉だけを切り取り、5mm角(サイコロ型)に切ります。
※「果肉を切り取る方法」は、以下の動画を参考にして下さい。
クリック! ⇒『包丁で簡単!甘夏みかんの剝き方』(YouTube動画)
5、残り1/2コは搾り器で果汁を搾り出します。(果汁50cc)
6、ボウルにオリーブ油(大2)、お酢・みりん(各 大2と1/2)、塩(2つまみ)、粗びき黒胡椒(少々)を合わせ、よく混ぜます。
7、(6、)に果肉を加えて混ぜたら【甘夏ドレッシングソース】の出来上がり!
8、銀鮭を裏返すタイミングは、身の厚みの半分まで熱が通ったら。
身の半分(下側)まで色が変わったら裏返して下さい。
(焼き時間の目安は弱火で5~6分)
9、返したら、裏面も弱火で5~6分焼きます。(5~6分焼いたら出来上がり!)
10、焼けたら、平皿の中央に銀鮭を盛ります。
【甘夏ドレッシングソース】をかけ(果肉を上にのせる)、乾燥パセリ(あれば)をふって完成です!(ドレッシング大さじ3杯、果肉1/3)
さらに酵素を摂る一品としてサラダなどをプラスすると、より消化負担を減らせます。
今回はキャベツ(玉ねぎ・人参・胡瓜)のサラダを加えています。
もちろん、このサラダにも【甘夏ドレッシングソース】をかけてます!
甘夏の自然な甘みとキリっとした酸味が銀鮭の生臭さを抑え、魚の旨味を強く引き立てます。
後味さっぱり、爽快!
夏の一品料理としてもお役に立てます。
何より甘夏は生の果物…
酵素が摂取でき、たんぱく質の消化負担をやわらげ、自己回復力の低下を軽減してくます。
自己回復力の低下は、もし現在健康であっても病気に繋がるリスクを高め、もし何か症状を抱えている場合は、その完治を遅らせるリスク高めます。
毎食、酵素を意識してたくさん摂るようにしていれば、そのリスクは大幅に下がっていくでしょう。
『銀鮭のソテー さっぱり甘夏ソース』は、そんな酵素が摂れる一品の1つになってくれます。
是非、試してみて下さい!
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