【健康効果を出すための酵素食の献立比率】
健幸料理家・健幸アドバイザー 佐藤周生です。
今回は、本テーマ、
【病を追い出す強いカラダを作る食事法】
の最後のお話となりまして、
・避けるべき食品は?
・減らすべき料理は?
・実際どんな献立にすればいいのか?
という内容でお伝えします。
そして、「健康効果を出すための酵素食の献立比率」についても解説します。
★前回までのお話は以下のページをご覧下さい。
「酵素を多く摂る食生活」に変えたとしても、その食生活の足を引っ張るようなことをしていれば、
アクセルを踏みながらブレーキを踏んでいるような状態になります。
これでは、自然治癒力が高まることなく、今までと同じ…
病気も体調不良も改善しませんし、病気の予防もできません。
ですから、やはり体にマイナスになるものは避ける必要があります。
ここからが、多くの方がご存じである、
・添加物を含む食品を避ける
・不要な炭水化物を減らす
・脂肪の多いものを控える
・グルテン食品を食べないようにする
といったことやっていくと良いのですね。
なので、「避けるべき食品」は、
食品添加物の多い「インスタントラーメン」「○○の素」「便利調味料」「肉・魚介の加工食品」、「スナック菓子」など…
砂糖や人工甘味料を多く含む「ジュース」「コーヒー」「チョコレートなど甘い菓子類」…
脂肪分の多い、「肉類」「揚げ物」など。
小麦をベースにした食品、「パスタ」「ラーメン」「うどん」「お好み焼き」など…
では、「減らすべき料理」は何かといえば、
上記に挙げた食品を使った料理全般ということになります。
麺つゆで作った煮物とか、○○の素を使った野菜炒めなどです。
しかし、
これだけの食品を避けるとなれば、食べたいものが無くなりますよね。
要は食べる楽しみがなくなる…
なので、無理にと言いません。
ちょっとづつでいいので、減らしていけばいいと思います。
特に「習慣的に食べているな」と思う、避けるべき食品は、できる限り減らしてみて下さい。
ただ…
病気や体調不良の種類、症状の大きさによっては、完全にストップしなければならない食品もあるかもしれません。
本気で今の辛い症状から脱したい、本気で治したいのなら、時に”完全に止める”覚悟も必要だと思います。
食欲に導かれるまま食べたいものを食べ、その瞬間は幸せな思いができるが、一生辛い症状に耐え続ける苦痛の人生にするのか?
一定期間、”完全に止めて”、その期間は食の楽しみはお預けすることになりますが、辛い症状からは解放されて、そこからは食を存分に楽しめる、病気とは無縁の元気で幸せな人生にするのか?
そのくらいの覚悟ではないでしょうか。
これは、酵素を多く摂る食生活(加熱食を減らす食生活)に対しても言えることだと思います。
是非、覚えておいて頂きたいです。
次に、酵素を多く摂るために『どんな献立にすればいいのか?』について解説します。
端的に言えば、献立は、
加熱しなければ食べられないもの以外、できるだけ”生のまま”で食べる料理を多くするということです。
基本的にお米、豆類などは、加熱しなければ食べられません。
なので、それらは通常通り、お米は焚いてごはんに。豆類は煮るなどして加熱料理にするわけですね。
そして、それら以外…
例えば、今が旬の「白菜(はくさい)」。
鍋料理に欠かせない野菜なので加熱して使うイメージが強いですが、白菜は千切りキャベツのように刻んで生で食べる事もできます。
ですから、白菜をサラダで食べるとか、漬物にするとかです。
漬物は塩を使って作りますが、加熱するわけではないので”生のまま”…
白菜の漬物からも酵素を摂ることができます。
これは、あくまで一例です。
「肉の場合は?」「魚介の場合は?」など、いろいろ疑問もあると思いますので、
それは今後お伝えしていきます、ご安心下さい。
各食材で様々な工夫ができますからね。
それから、献立の”酵素食と生食の比率”は、どのくらいにすれば効果があるのか?についてお伝えします。
これは「加熱食5:生食5」。
半分半分が最低ラインです。
これ以下、例えば「加熱食6:生食4」になってくると効果は薄くなり、体の代謝は低下し、自然治癒力も低くなります。
具体的な献立の一例でいいますと…
「ごはん」「ワカメの味噌汁」「サバの塩焼き たっぷり大根おろし」「納豆」「白菜の漬物」「みかん」
といった感じです。
「ごはん」「ワカメの味噌汁」は加熱食。
「サバの塩焼き 大根おろし添え」はサバが加熱食ですが、大根おろしをたっぷり加えることで、大根から酵素が摂れるため、消化負担を抑えられる「半加熱食」といった位置づけにできます。
そして、発酵食品、漬物、果物からは酵素がしっかり摂れますので、「納豆」「白菜の漬物」「みかん」の3つは完全な酵素食になります。
【加熱食】⇒「ごはん」「ワカメの味噌汁」「サバの塩焼き たっぷり大根おろし」
【酵素食】⇒「納豆」「白菜の漬物」「みかん」
このような感じで、大体半分半分となり、
「加熱食5:生食5」という比率の献立にできます。
料理の組み合わせは無限にありますが、あまり難しく考えず、だいたい半分半分の「加熱食5:生食5」になるような献立にしてみて下さい。
今回まで【病を追い出す強いカラダを作る食事法】というテーマでお伝えしてきましたが、
いかがでしたでしょうか。
私たちは、本来、潜在的に持っている「自然治癒力」で、病気を治すことができ、元の元気なカラダに戻ることができます。
しかし、食事で酵素が不足しているために自然治癒力が低下し、本来の自然治癒力が発揮できない状態になっています。
だから、体調不良や病気が完治しなかったり、何とか治っても別の病気を発症したりするのですね。
従って、病気を跳ね返す健康な体を手に入れるために、食生活の部分で重要なことは、
『酵素を多く取り入れること』。
「生の食物」「発酵食品」を多く摂ることが、最優先だということです。
そして、今回の、
・避けるべき食品は?
・減らすべき料理は?
・実際どんな献立にすればいいのか?
については、説明不足も多かったので、
今後、少しづつ避けるべき食品や減らすべき料理…
酵素食になる具体的な料理レシピや加熱食を酵素食にアレンジする方法などを詳しくお伝えしていきます。
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