【『簡単和え物』「瓜」で自分を戒める!?】
健幸料理家・健幸アドバイザー佐藤周生です。
今回は、胡瓜とパプリカを使った簡単和え物を伝授するのですが…
胡瓜など野菜は、食べ物というだけでなく、
「視点を変えてみると深い学びがあるのですよ」
という話をします。
野菜というと「健康的な食べ物」という感じで健康のイメージが先行しますが、
野菜を含む「ことわざ」というのもたくさんあり、そこから学べることもたくさんありますよね。
例えば、有名なところですと、
・身体だけ大きく役に立たない人を指す『独活の大木』…
・演技が下手な役者を指す『大根役者』…
・ゴボウを抜くように一気に何人も抜いていく『ごぼう抜き』
野菜ことわざは、すごく多い。
で、夏と言えば「瓜」。これにも多くのことわざがあります。
全部紹介すると長くなるので、私的に自分の戒めになる「良いことわざだな」と思ったのがこれ…
【瓜田に履を納れず、李下に冠を正さず(かでんにくつをいれず、りかにかんむりをたださず)】
「人から疑われるような行動は慎むべき!」という戒めの言葉。
「瓜田」というは、瓜を育てている畑で「李下」は、李(すもも)の木の下を表します。
瓜田の側で靴を履きなおせば、瓜を盗むのではないかと疑われる…
李の木の下で冠をかぶりなおせば、李を盗むのではないかと疑われる…
「疑われるようなことはするな」と。
最初から疑われる行動を起こさなければ、大きな揉め事も起きない…
周り、他人に与える影響を考え、自分の行動1つ1つに気を使う。
私はそんなふうに受け取りました。
とはいえ、気にし過ぎて必要な行動が起こせなくなるのは良くない。
ですが、場面によっては、
【瓜田に履を納れず、李下に冠を正さず】は必要ではないかと思います。
なかなか難しいことですが、そういう学びが人を成長させてくれるのではないかと。
ですから、こういう言葉を残してくれた昔の日本人って素晴らしいなと思いますし、日本人らしいなと思います。
ということで、「瓜」の代表格と言えば、『胡瓜』…
今回は胡瓜でシンプルな一品!
「胡瓜とパプリカのナムル風」をおすすめします。
「ナムルたれ」と一口サイズに切った胡瓜とパプリカを和えるだけ!
焼き肉屋の定番!?「ナムル」の簡単アレンジですね。
しょう油ベーズの胡麻油風味でほんのりコクもあり、にんにく・生姜の薬味で後味スッキリ!
で、胡瓜・パプリカを「塩もみ」など下準備無用なので、瑞々しさがあり、あっさり味で楽しめます。
また、健康面では胡瓜に「ホスホリパーゼ」という脂肪を分解する酵素を含むので、油を使った料理と合わせれば、消化負担を軽減できます。
わたし最近、胡瓜丸ごと味噌にちょっと付けて食べることが多く、流石に「みそ味」が飽きてきたので、
しょう油ベースの「胡瓜とパプリカのナムル風」作ってみた、という感じです。
食べやすいので、バクバクッと一気に食べちゃいましたね。
レシピ見て下さい!
↓↓
【材料】(1~2人前) | 分量 | 備考 |
胡瓜 | 大1本(150g) | |
赤パプリカ | 大1/4コ(50g) | |
胡麻 | 少々 |
【ナムルたれ】 | 分量 | 備考 |
にんにく | 1片 | |
しょうが | 3g | |
濃口しょう油 | 大さじ1杯(15cc) | |
淡口しょう油 | 大さじ1杯(15cc) | |
みりん | 小さじ2杯 | |
胡麻油 | 小さじ2杯 | |
一味唐辛子 | 1つまみ | |
すり胡麻 | 大さじ1杯 |
1、にんにく(1片)、しょうが(3g)はみじん切りにします。
2、【ナムルたれ】を作ります。
ボウルに濃口・淡口しょう油(各大1杯)、みりん・胡麻油(小2)、一味唐辛子(1つまみ)、すり胡麻(大1)を合わせ、よく混ぜておきます。
3、胡瓜(1本)は、両端を少し切り落とし、縦半分に切った後、1cm幅で斜め切りにします。
4、赤パプリカ(1/4)は、タネを取り、7mm幅で斜めに切ります。
5、胡瓜・パプリカを【ナムルたれ】で和えたら出来上がり!
6、小鉢に小高く盛り、天に胡麻をかけて完成です!
胡瓜とパプリカを切ってナムルたれと「和えるだけ」!
シャキシャキ食感と瑞々しさが楽しめる夏らしい一品です!
是非、作ってみて下さい。
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