とろろ芋?お吸い物
佐藤 周生です。
「スルスルスル~ッと食べやすい!お吸い物ようなとろろ芋料理」を伝授します。
あなたは長芋食べてますか?
長芋は山芋という言い方をする方もいますが、栄養価が高い食材の1つ。
カリウム、亜鉛、鉄分などのミネラルが多く、ビタミン郡もバランスよく含んでいます。
ミネラルには体の調子を整える効果や抗酸化物質を作りだす際に重要な役目をする効果もあります。
また、長芋はアミラーゼという消化酵素を含み、炭水化物の消化を助けますので、「そば」や「ごはん」にトロロ芋をかけて食べるのは良いことなんですね。
さらに疲労回復や胃の粘膜を保護する効果を発揮するネバネバ成分の『ムチレージ』というのも含んでいて、暴飲暴食の多くなる夏場には胃のケアをする役目もしてくれます。
『ムチレージ』にはたんぱく質を分解する酵素も含みますから、肉、魚、玉子、豆を食べるときにいっしょに食べれば体に負担をかけず消化を促進します。
ただ、ムチレージは熱に弱いので、
「健康のためにムチレージをたっぷり摂ってやる!」
という場合は”生”で食べて下さい。
「食物せんい」がそこそこ多い長芋は、腸の調子も整えてくれます。
あと、長物のこの成分も健康効果大!
それは『コリン』という成分。これも疲労回復の効果を出し、動脈硬化の予防や脳にも良い影響を与え認知症抑制効果にもなります。
様々な効果を話しましたが体調を崩しやすい夏には効果的な食材の1つであるってことですね。
で、そんな長芋の料理には色々あります。
私も、このブログで
「長芋ステーキ」
「長いもトとろろ焼」
「とろろ芋の豚丼」
「長芋とエビの酢物」
など伝授してますが、
今回は、冷たく食べやすい「長芋料理」を紹介します。
定番のとろろ芋を作るのですが、そのとろろ芋に”お吸い物を混ぜる”
『吸いとろろ』という簡単な料理です。
とろろ芋でもなく、お吸い物でもない、『吸いとろろ』
和食には野菜、魚介などをすりおろしたり、すり潰したりしてお吸い物と混ぜる料理がたくさんあります。
あわび、マグロ、蓮根、納豆などがあります。
その中でもシンプルでくせが無く食べやすいのが『吸いとろろ』です。
お椀の縁に口をあてるとスルスルスル~っと軽く吸い込める。
定番のとろろ芋よりも”もっと”飲みこみやすいお吸い物のようでお吸い物でない「冷たいとろろ芋」ですね。
通常、少量で食べる料理ですがあえてガッツリ!の量で食べる。
「ズルズルズルズル~~~」
とたっぷり吸い込んで頂きたい!
これ、私が修行時代に覚えた料理ですが注文が入ってから一から作ります。
お吸い物ととろろ芋を混ぜ冷蔵庫に保存して注文が入れば盛り付けるだけの状態にしておけば楽なのですが、なんでも丁寧に作るお店でしたので、一から作ってました。
これがちょーめんどくさい…
注文が入ったとき私は、いかにしてこの料理から逃げるかをいつも考えてました(笑)
ただ、お客さんに人気の料理だったことは間違いないですね。
簡単すぎる作り方、伝授します!
↓↓
【材料】
長芋…250g
くず海苔…少々
(海苔の袋の底に溜まる細かい海苔)
《吸地》
水…200cc
塩…2g(3本指で2つまみ弱)
酒…小さじ1/4
淡口しょう油…小さじ1/4
粉カツオ節…3本指で2つまみ
※「粉カツオ節」の種類によっては塩分が多いタイプもあるので塩は加減して下さい
ズルズルズル~~~と吸い込んで食べて下さい!
冷蔵庫でよく冷やして食べればさらに美味しいです。
長芋を買っておいて下さい。
長芋短冊、ふつうのとろろ芋で食べるのも美味しいですが、「吸いとろろ」もおすすめです。
是非!作ってみて下さい。
追伸:
おすすめの長芋料理はこちら↓↓です。
・イライラを吹っ飛ばすあさり料理(あさりと長芋のバター蒸し)
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