レシピを100%信じると…

佐藤です。

今回は、今までのアンケートで頂いている私への質問にお答えする、Q&Aです。

・ブログをみて疑問に思ったこと。

・料理を作る際に上手くいかなかったこと。

・心構え!?見たいなこと

などなど、おそらく何かのお役に立てることが書かれていると思いますので、是非ご覧になって下さい。

それでは、どうぞ!

Q1、炊き合わせの緑の物を綺麗に仕上げるコツをお願いできますか?

いんげん豆とかほうれん草とか、オクラなど緑の野菜類をきれいに仕上げる方法ですね。

他の食材でも色が綺麗に仕上がるだけで美味しそうな料理に見せることができますから、大事なことだと思います。

ポイントは3つ。

1、下ゆでの際に「塩」を入れる。

これは、野菜の緑色、クロロフィルという色素。

これが塩の成分と反応して緑色が安定します。また栄養も抜けにくくする効果があります。

お湯の量に対して1~2%の塩を入れればOK。

500ccなら塩小さじ1杯弱です。

2、茹でる時間を短く。

クロロフィルは、長く熱を加えると変色します。

野菜の種類、量によって茹で時間は変りますが、軟らかくなったらすぐに湯から引き上げることがポイントです。

3、茹でたらすぐ冷ます。

もし、3つの中で1つだけに絞るとすれば、これが一番大事かもしれません。

これも同じでクロロフィルの性質によって熱いままの時間が長いと変色してしまいます。

なので、すぐに冷まして変色を抑えるわけです。

で、塩の入った湯で茹でれば、綺麗な緑色を出すことができますが、オクラなどは茹でる前に塩を表面にすり込んでおくとさらに鮮やかな緑色が出せます。

胡瓜も塩をすり込んで、湯通して急冷すればかなり綺麗な緑色になります。

(サラダなど生で使うような料理の時役立ちます)

ただ、元々食材の色が悪ければ、塩茹も意味がないと思ます。

根本的には、色の綺麗な食材選びが大事になってきますね。

Q2、よく、割合とでてきますが、沢山ありすぎて覚えられないのですが、どうしたらいいですか。

一度に全て覚えようとすると覚えられないかもしれません。

一番いいのは、実践することですね。

何度も何度もやっていれば自然と覚えて、忘れなくなります。

実践しながらの方が、この料理の時はこの「割合」という感じで頭に入っていきやすく、体と頭が同時進行なので覚えが早くなると思います。

どうしても覚えられないなら、メモなどしてキッチン周りに貼り付けておけばレシピを読み返す必要もなくなるのではないでしょうか?

私的には、何度も読み返す”努力”をするから、たくさんの「割合」でも覚えられると思っています。

Q3、自分の欠点は、味、煮炊きの具合など、やる度に出来具合にバラツキが大きい事で、料理毎のレシピを見るのが面倒で、最低限この事と、この事を押さえておけば、と言う事のリストみたいな物はありますか。 

これは「割合」を覚えておけば味のバラつきは、ほとんどなくなると思います。

あとは、火加減と煮る時間ですね。

リストは「定番料理の早見表」というのはありますが…

Q4、木の芽とか普段あまり使わない、薬味みたいなのを使った料理を掲載してますが、なしでも問題ないですか?レシピどおりに用意した方がいいでしょうか? 

無くても問題ないです。

香りがあるほうが美味しさを強く感じられるので付けるようにしています。

また、料理を伝える側としては写真を見て「美味しそう!」と思ってもらわないと読み手が作る気にならないので、「美味しそうに見せるため」に付けることもあります。

デパ地下の試食のように食べて判断してもらえないですからね。

見て判断してもらうしかないので。

Q5、簡単に見えますので、早速。。とおもってやってみるのですが、同じようにはなかなか出来ません。。。火が通ってなかったり、通り過ぎてしまったり。。やはり経験の差なのでしょうか。

レシピに記載の食材とまったく同じではなく、大きさや厚みが変れば、火加減、加熱時間を変えなければなりません。

また、お使いのコンロの火力などによってもある程度変ってきます。

そういったことを考えると経験を積んでないと失敗するかもしれません。

はじめから上手くいく場合もあればそうでない場合もあります。

失敗はただの結果なので、その結果を「次はどう改善するか?」。

それを考えた方が上手くできるのが、早くなると思います。

「レシピ通りにやれば全て上手くいく」とは、思わないほうがいいかもしれません。

レシピを作る側としては「上手く作れる」ように何度もテストして作成していますが、100%ではないです。

加熱が関わるレシピの場合は特に食材、調理環境、経験が関係してくると思います。

手作り調味料などは、計量すればいいので、間違うことは無いと思います。

はじめから100%、完璧を求めないことが大事だと思います。

Q6、料理の要領の良さをどう身に着けられるか。

「いかにズボラするか…」これを常に考えれば自然と要領良くなっていきますよ。

「この作業は、もっとこうやったほうが楽じゃないの?」

「こっちほうが上手くいくのでは?」

という考えが生まれだしたら、「要領の良さを身に付ける」のは時間の問題です…

Q7、きれいに見せる盛りつけのコツなどあれば。

私が盛り付けで気をつけているのは基本的には3つです。

1、小高く盛る

2、同じ色の食材が重ならないように盛る

3、綺麗に見える部分を手前に盛る(崩れているなど見た目が悪い部分をを隠す)

これを気をつけるだけでも「きれいに見せる盛りつけ」になります。

Q8、下の子が野菜嫌いなので、上手に食べさせる方法はありますか。

そうですね。

1、子供さんがなぜ野菜が嫌いなのかをよく聞いて共感してあげる。

2、野菜を食べないとどんな悪いことが起こってしまうかを伝える。

3、野菜を食べるとどんな良い事が起こるかをたくさん伝える。

4、次に、その証拠を伝える。

5、次に、その具体的な方法を伝える

6、今やるべきことを伝える。

(1、)の嫌いな理由を考慮した料理を考えて作る。

で、(5、)で「こんな風に作ってみたよ」といって進めてみる。

子供さんを説得したい時に有効な話し方なので、参考にして下さい。

Q9、和食作りに欠かせない大切な事は何ですか?

「丁寧に作ること」ですね。

家で作る時は雑ですが、お店で作る時は常に心がけてました。

「丁寧」=「心がこもっている」なので…

Q10、日常は、ご自身でどんな料理を作っていますか? 今日は何にしようかな?と言うような時、メニューを決める際はどうしていますか?

主にブログで伝授している料理を作って食べます。

「今日は何にしようかな?」と思った時はおそらく多くの方と一緒で前日と違う料理を考えます。

「昨日ご飯物食べたから、今日はそばにしよ」とか…

蕎麦屋さんから聞き出した美味しいそばつゆのレシピがあるのでそばを作る時はいつもワクワクします。

あとは、冷蔵庫の食材をみて考えます。

ブリの切身があれば、照焼き?塩焼き?煮る?揚げる?蒸す?と考えて、「めんどくさいからフライパンでオリーブ焼きして、トンテキソースで絡めよ」「ニラがあるから刻んでソースにまぜるか」『ブリのフライパン焼きコッテリにらソース』といった感じでメニューが決まります。

(※トンテキソースのレシピは、「たれ、ドレッシングの重宝リスト」に載ってます)

参考になれば幸いです。

ということで、今回のQ&Aは以上になります。

これまでにお答えしたQ&Aの記事はこちら↓です。

https://ameblo.jp/gaturi-meshi/theme-10106029579.html

真カレイの煮付け

まるごとトマトの 胡瓜ドレッシングサラダ

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