”湯がく”と”茹でる”の違いは?
佐藤です。
これ、知っておくとあなたは、
「それ、”湯がく”じゃなくて”茹でる”やろ!」
と、偉そうに周りの人に指摘し、「どや顔」できます。
「たけのこは、糠で1時間湯がきます」
これ、実は間違いです。
「湯がく」とは、本来、短時間湯に浸すことです。
材料を沸騰した湯に入れサッと熱を通すこと、必要以上に
材料に熱を入れないことを「湯がく」と言います。
逆に、
「茹でる」とは、「湯がく」を通り越して長く熱を通すことを言います。
簡単な例で言うと、
ほうれん草は、『湯がく』。
短時間で熱が通せるので。
大根は、『茹でる』
熱が通るまで時間がかかるので。
どのくらいの時間で「湯がく」から
「茹でる」に変わるという定義は特にありません。
湯に浸かっている時間が長い=「茹でる」
湯に浸かっている時間が短い=「湯がく」
で、おおまかに
頭にインプットしておけばいいと思います。
ということで、
「たけのこは、糠で1時間湯がきます」
は間違いで、1時間もかかるのだから、
「たけのこは、糠で1時間茹でます」が正しい言い方ですね。
と、偉そうに言っている私は、普段はごちゃ混ぜで
「湯がく」「茹でる」を発しています。
たけのこの下ゆでは、いつも自信満々で
「湯がく」と言ってますね。
これからは、気をつけます。
ちなみに、
「湯がく」より短い時間で湯に浸けるのは「湯通し」です。
「霜降り」、「湯引く」と言ったりもします。
で、
「煮る」は、調味料が入っている液体で
食材に味を含ませていくことを言います。
今回の料理は、”イカ”をサッと湯がいて、カラフルな色合いの
パプリカ赤、黄、玉ねぎ、胡瓜を特製マリネ液で混ぜる、
超さっぱりのサラダです。
「軟らかイカとからふる野菜の和風マリネサラダ」
このマリネ液は、洋風合わせ酢ですが日本酒を隠し味にして
ちょっと和風の要素を混ぜてあります。
和の野菜「大葉」もダダダダっと叩いて粗みじんにし、
かけるのでほんのりシソが香る和風仕立て。
この無理やり和風にしたサラダレシピを、イカを湯がく時に
皮が鍋底にこびりつかないようにする方法も交えて、公開します!
↓↓
【材料】
イカ・・・1パイ分(輪切りにカットしてあるもの)
新玉ねぎ・・・小1/2個(70g)(辛味の少ない新玉ネギがいいです)
胡瓜・・・40g
パプリカ赤、黄・・・各30g(中1/4コ)
大葉・・・大1枚
イカ湯がき用の「酢」・・・20cc
【マリネ液】
酒・・・15cc(大さじ1)
みりん・・・15cc(大さじ1)
オリーブ油・・・15cc(大さじ1)
レモン汁・・・20cc
(酢でも可)
塩・・・3g
荒挽き黒コショウ・・・少々
酸味の効いた、軟らかイカと野菜のシャキシャキ感が
おもしろい、超さっぱりの「サラダ」です。
湯がいたイカと彩り綺麗な野菜を超さっぱりの
特製和風【マリネ液】で、混ぜるだけです。
是非、作ってみて下さい!
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