「豚の角煮の豚肉を”超”軟らかくする方法 その2」

究極の鍋!?でトロトロ軟らか・・・

佐藤です。

更新、遅れました。
失礼しました。

今回も 「豚の角煮」の豚肉を軟らかくする方法。

”2つの方法” の2つ目を伝授します。

この方法は、何といっても時短でできる。

豚肉を茹でる際、特に何も手を加えず(重曹も入れない)茹でた場合、完全に軟らかくなるまで3時間~4時間かかります。

これが、たったの30分でできるのが今回の方法、

『圧力鍋』を使うやり方です。

あなたもご存知かもしれませんが、『圧力鍋』は密封することで鍋内に圧力をかけます。

圧力がかかると鍋内の温度が100度以上になります(120度以上)

水の沸点は中の圧力が高くなるほど上昇するため、内部温度は沸騰の前でも100℃以上になります。

高温で茹でるため、早く軟らかく茹で上がるわけですね。

が、ややデメリットもあります。

前回伝授した方法では、しっかりアクをすくい取ることができますが、密封された『圧力鍋』ではそれができません。

(フタをせず先にアクをとる作業をしてから密封して茹でる方法もありますがちょっとめんどくさい)

もう1つは、軟らかさを途中で確認できない。

途中でフタを開けることができないですからね。
(できないことはないのですが、余計な手間と時間がかかります)

茹で上がった後で、軟らかくなったかどうかを確認することになります。

ですが、これらのデメリットは解決できます。

アクに関しては、軟らかくした後、流水でしっかりさらせば、抜けますし、

『圧力鍋』なら、軟らかくなったかどうかの確認をする必要がないほど高い確率でちゃんと軟らかくなっています。

正確なやり方で茹でればしっかり軟らかくなります。

私は、居酒屋で働いている時、豚の角煮を作る時は『圧力鍋』を使っていました。

毎回ちゃんと30分茹でれば、バッチリ軟らかく、脂身はトロトロにの状態に。

軟らかいので、崩れないよう、そろ~と手ですくって鍋から取り出してました。

他におでんの大根や、牛すじを軟らかくするのに『圧力鍋』を重宝していましたね。

調理時間をかなり時短にできます。

ストレスフリーな道具、究極の「鍋」です。

ズボラなあなたにベストな『圧力鍋』を使って短時間で豚肉を軟らかくする方法。

今から詳しく伝授します。
↓↓↓

【材料】(三人前くらい)
豚バラ肉ブロック・・・400~500g
白ネギのヘタ(青い部分)・・・3本くらい
生姜スライス・・・3~4枚(皮付きでOK)

※白ネギのヘタ、生姜の効果で豚の臭みを抑えます

★最高に旨い「豚角煮の”煮汁”」は次回、伝授します!

1、豚バラ肉ブロックを切ります。
 
6~8等分に切ります。

(あまり小さく切らない方がいいです。茹でるとかなり縮む(小さくなる)ので。

4~5cm角の大きさが目安、小鉢に盛り付けやすい大きさです)
 
(ここまでは前回と同じ)
2、圧力鍋で茹でます。
 
鍋に白ネギのヘタ、生姜のスライス、切った豚バラ肉を入れ、制限ラインまで水を入れます。

(鍋の内側に”ここまで”という線があるので、絶対にそれ以上入れないようにします。

入れ過ぎると吹き零れます、コンロ周りが大変なことになります・・・)
3、フタをきっちり閉めます。

(説明書に従ってしっかりとフタを閉めてください。閉まってないと事故の原因にもなります)
 
きっちりと閉まったのが確認できたら、火をつけ強火で沸かします。
4、写真ではわかりにくいのですが、沸騰すると上部の金具部分からシュー!シュー!と音がして蒸気が出だします。
 
この状態になったら、中火にしてここから30分茹でます。(後は待つだけ)
 
(↑うっすらとですが上部の金具部分に蒸気が写っていると思います。これが出たら、火を弱め(中火)ます)
5、(沸騰して)30分後、フタは閉めたまま鍋を冷まして圧力を下げます。
 
(※危険!必ず鍋を冷まし、圧力が下ってからフタを開けて下さい。

熱いままではフタに強い圧力がかかったいるため、無理に開けるとフタが吹き飛んで危険です、大惨事になることもあるので必ず冷ましてからフタを開けてください
 
流水をちょろちょろと少しづつフタの端にかけ冷まします。
 
(※注意!上部の金具部分に流水がかからないようにしてください、ここから水が入ってしまうと、反応してすごい勢いで蒸気が出て危険です)
 
急がない場合は、自然に冷ますのがベストです。
6、鍋が冷めて圧力が下ると、シュ~と音がしますので、ゆっくりとフタを開けます。(音がしない場合もあります)
 
鍋がある程度冷めたのが確認できたらフタを開けてください。

(圧がかかったままですと力を入れないとフタが開きません、冷めて圧が下っていればスッと開きます)
7、高い確率で軟らかくなっていますが、一応確認しておいてもいいと思います。
 
(玉じゃくしで豚肉1コ取り出し、爪楊枝をブッ刺して確認軟らかさの目安は、赤身の部分に爪楊枝を刺し、あまり”力”を入れずにスッと刺ささる程度の軟らかさ)
 
(脂身は、ぷる~ン、とろ~ンとなった状態がベストの柔らかさです)
 
もし、グッと”力”を入れないと刺さらないようでしたら、まだ茹で足りないので、再度、水を制限ラインまで足し、フタをきっちり閉めて15~20分茹でます。
 
あなたが、とろとろのさらに超トロトロの柔らかい豚の角煮が食べたい場合は、始めから”40分”茹でて軟らかくしてください。

口の中でとろける「角煮」ができます。
8、ボウルに豚肉だけを取り出して入れ、冷まします。
 
(アクが取れてないので、ここでしっかり流水でさらします、8~10分)

あとは、煮汁で煮込むだけです!

今回の方法は、圧力鍋を使って短時間で軟らかくできる方法ですが、

・途中で軟らかさを確認できない、
・アクがすくい取れない・・・

などのデメリットがあります。

が、”時短で軟らかくなる”と言うのはズボラなあなたにとってかなりのメリットになるでしょう。

次回!煮汁で煮込むレシピを公開します!

是非!やってみて下さい。

追記、

低価格の『圧力鍋』なら⇒こちらがおすすめです!

「豚の角煮の豚肉を”超”軟らかくする方法 その1」

「豚の角煮」鉄板レシピ!(前編)

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