不思議な味の「ひじき」
佐藤 周生です。
今回の単品食材のお手軽料理は、「ひじきを使った超簡単料理」を伝授します。
「ひじき」と聞くとどんな料理をイメージますか?
「煮物・惣菜…手作りすると大変そう・・・」
おそらく、一番に頭に浮かぶのは「煮物」だと思います。
大豆、人参、ゴボウ、油揚げ、コンニャクなどがタップリ入った「ひじきの五目煮」とか。
「時間のかかる煮物」のイメージが強いと思います。
ですが、その概念は今すぐ捨て去って頂きたい…
「ひじき」は、面倒な煮物などにしなくても、すごく簡単に料理にすることができるのです。
で、一般的にはひじきで料理するなら「乾燥タイプのひじき」を使いますよね。
実は、乾燥タイプのひじきって、わざわざ煮物など加熱する料理にしなくでも【水で戻せばそのまま使える】のです。
加工段階で乾燥する前に蒸してある(もしくは茹でる)ので、すでに熱が通っているのですね。
しかも、殺菌されてますので安心です。(一応洗って使った方がいいです)
乾燥ひじきの加工法は、例えば国産では刈り取ったひじきを一度乾燥させ、また水で戻し、それから蒸して再度乾燥させ、製品にする「伊勢製法」という方法で作っています。
で、少し短縮した方法が、刈り取って乾燥させることなく、すぐに蒸す(ゆでる)、で乾燥⇒製品という方法が「房州製法」です。
これら以外の様々な製法もあるようです。
国産の場合ほとんど「伊勢製法」。
とにかく、「乾燥ひじき」は熱がすでに通っているもの。
水で戻せば、煮物にしなくてもそのまま食べられるわけです。
これを知っしまえば「ひじき料理」の幅が拡大しますよね。
単純なものなら、レタスなどのサラダにのせる…で、ドレッシングかければすぐ食べられます。
これは加熱料理になりますが、野菜炒めに入れてもいいと思います。
黒色がアクセントになってきれいな野菜炒めになりそうです。(ほんとは茶色、もっと細かくいうと茹でた瞬間は緑色です・・・)
味噌汁に入れてもいいですね。
で、もっと簡単にできるひじき料理があります。
それが私のおすすめ、
「長ひじきのチリソースドレッシング」
一般的にひじきは「芽ひじき」という1つ1つが小さいひじきを使いますが、この料理ではあえて「長ひじき」を使います。
芽ひじきより食べ応えがあって、磯の香りが強い。
「海藻!!」って感じがします。
この長ひじきを戻して、特製の《チリソースドレッシング》をかける。
スイートチリソースに酢とごま油を混ぜただけの即席ドレッシングです。
要するに簡単なサラダです。
チリソースドレッシングと混ぜて、「和え物」にもできます。
このようにすごく簡単な一品が作れます。
普通に美味しいのですが、食べた感覚は「不思議な味」。
私は「なんか、いつもと違う一品が食べたい」という時に時々作ってます。
少~しピリ辛の甘いドレッシングの効果でひじきの水っぽさを弱め、サラダというより「和え物」一品で食べる感覚で美味しいです。
不思議な味のひじきレシピ、公開します!
↓↓
【材料】
乾燥長ひじき・・・7g(芽ひじきでもOK)
白胡麻・・・少々
【チリソースドレッシング】
スイートチリソース・・・大さじ1杯と小さじ1杯(20cc)(スーパーに売ってます)
酢・・・小さじ2杯(10cc)(穀物酢など。おすすめはワインビネガー)
ゴマ油・・・小さじ(5cc)
ひじきは、煮物にしなくてもすぐに料理にできます。
サラダに入れる、味噌汁に入れる、お米に入れて焚く、チャーハンに入れる、野菜炒めに入れる、かき揚げに混ぜる、お好み焼きに混ぜる、韓国料理のチヂミに入れるなどなど…
乾燥ひじきは、すでに熱が通っているものなので水(湯)で戻せばそのまま使えます。
栄養価の高い「ひじき」を料理に組み込んでしっかり栄養を摂って下さい。
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