【美味しい「冷やっこ」を楽しむ方法】
健幸料理家 佐藤周生です。
今回は「美味しい豆腐の楽しみ方」を伝授します。
以前にも「豆腐は値段に比例して美味しい」という話をしたことがありますが、
今回もそれに似た話です…
私、夏になると毎日というくらい冷奴を食べるのですが、
この豆腐↑、2年ほど前からハマっているめちゃ美味しい豆腐。
絹ごし豆腐のようなやわらかさで滑らかなのに、木綿豆腐みたいに大豆の味がすごく濃いのが特徴…
なので、絹ごし豆腐とも木綿豆腐とも書いて無く、
「いちばん豆腐」という商品名で販売されています。
(絹ごし豆腐と木綿豆腐は別に販売されていて、一番というだけあって「いちばん豆腐」がいちばん旨いです)
これ、私の家から歩いて10分くらいのところにある、
「若観門豆(わかもんどう)」という手作り豆腐屋さんの豆腐なんですね。
(↑真四角ではなく、形が整ってないところに手作り感が出てます。時々、中が空洞の時も…(笑))
この豆腐屋さんは、私が大阪から地元に帰って来る前からあったようなのですが、
わたし全然知らなくて、知ったのが2年前といいうわけ。(行き付けスーパーの駐車場にある看板で気付いた)
「こんな美味しい豆腐、もっと宣伝すればいいのに」と思っちゃいました(笑)。
(大手スーパーにも卸しているようですが)
とにかく、一度食べるとスーパーの豆腐が食べられなくなるほど味の差が…
おそらく、その違いは大豆と水分量の差。
やはり、水で薄めていない、豆乳100%の豆腐は濃い味がします。
詳しくは分かりませんが、スーパーの激安豆腐は水分が多く、それで大豆の風味が弱いのだと思います。
なので、値段にも差が出るのでは?
ちなみに「いちばん豆腐」は”210円(税込)”、激安豆腐だと”50円”とかありますすよね。
やはり、値段相応ではないかと。
それから、味の差として「大豆」自体の違いがあるかもしれません。
「若観門豆(わかもんどう)」の豆腐は全て「国産大豆」。
豆類は比較的、農薬を使わなくてもしっかり育つので、国産大豆には多くの農薬は含まれていないと言われてます。
反面、外国産(アメリカ・カナダなど)の大豆には大量の農薬が使われています。
輸入時に検査しているので基準値以下ではありますが、国産に比べて多いようです。
(私はその基準自体も怪しいと思ってます。他の食品でも日本の農薬基準値は世界基準と比べて緩いです(食品によって異なる))
日本の大豆の97%は外国産。
手に取った豆腐の原材料を確認すれば、すぐわかりますが、
安い豆腐(高くても)は、かなりの確率でカナダ産、アメリカ産の大豆が使われています。
原材料、見てますか?
農薬の量が大豆の美味しさに関わるかは分かりませんが、やはり国産の食材って美味しい場合が多いですよね。(一概には言えないですが)
大豆も当てはまるような気がします。
私、「豆腐」は様々な種類を何度も食べ比べてきたのですが、外国産大豆の豆腐より国産大豆を使った豆腐のほうが美味しいような気がします。(水分量など考えると比較が難しいですが)
現在、物価高騰でどの食品も値段が上がっています。
なので、食費は抑えたいところですが、
豆腐は夏の風物詩というか、夏だから楽しめる料理の1つ。
自分へのご褒美としてちょっと値の高い「国産の美味しい豆腐」を味わってみてはいかがですか?
激安豆腐と食べ比べして楽しむのもいいですね。
味の違い、大豆の風味の違いに驚くと思います。
(添加物摂り過ぎで舌が麻痺していなければ、味の違いに気付くはずです)
そして、もしかしたら、意外と近くに手作り豆腐屋さんがあるかもしれませんよ。
ネット検索で調べてみて下さい。
もしあればそこで買ってみるのもいいかと。
近くに無い場合は、こちら2つのネット販売がおすすめ!
⇒『米原で創業150年 北新豆腐』(おすすめは「ざる豆腐」)
⇒『1834年創業 京都加賀豆腐「近喜」(創業時は「湯葉」専門店)』(おすすめは「おぼろ豆腐」)
「いちばん豆腐」、いつもこんな感じで盛り付けて食べてます。(刻み茗荷と青葱)
しょう油もいいですが、蕎麦だし(もちろん手作り)なら上品な味わいになります。
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