【体に必要な油2】サラダ油がアルツハイマーの原因!?

【健康】安価な油には高いリスクがある...そう考えることができれば油に気をつけるようになるはずです。

外食では避けられません…

佐藤です。

今回は、「体に必要な油その2」で
「体に良い油、悪い油」について
話します。

以前、

”油は摂り過ぎたらよくないです
が、過剰に控えるのも問題。
バランスよく摂ることが大事”

油は私たちの「敵」ではなく、体に
重要な役割を果たしていて、うまく
付き合っていく必要がある。

という話をしました。

こういう話をすると極端に、
「油は摂っても平気なんだ」と気を
緩めて、鶏の唐揚げ、トンカツ、
カレーライスなど、

脂分の多い食事を平気で続けてしまう
方もいます。

が、そうではないです。
これでは、バランスが崩れている。

唐揚げ食べたら、2~3日は揚げ物を
控える…

といった工夫をする必要があると思います。

例えば、トンカツは豚肉にパン粉をまぶ
して揚げますが、トンカツの全体量の
約15%の油を豚肉とパン粉が吸い込んで
います。

小麦粉を衣にした揚げ物だともっと増えます。

天ぷらは小麦粉を使いますが、野菜の
かき揚げなら70%以上。
かなりタップリ吸い込んでます。

ちなみに「素揚げ(衣を付けない)」
だと食材の種類や切り方によって、
大きく変わりますが、4~20%の
吸収率です。

そういった油の多い食事の頻度が増え
れば当然、”油の摂り過ぎ”になります
よね?

なので、少し制限をかけて意識して
食事をして頂きたい。

で、バランスよく油を摂るとして、
もっと大事なことは油の質。

油の種類です。

どんな油を摂るのがいいのか?
どんな油は控えるべきなのか?

最近は、テレビや雑誌などでも取り
挙げられているのである程度知って
いるかもしれません。

まず、私が一番「控えるべき油」だと
思うのはマーガリン、ショートニング
、サラダ油。

「マーガリン」と「ショートニング」
は、植物油に水素を吹き込んで加工し
ています。

水素を添加すると液体の油は、固体
の油に変化します。これは長持ちさせ
るため。

その際、「トランス脂肪酸」という
物質が発生します。

自然には存在しないもの…

「トランス脂肪酸」は、多く摂り
続けると、冠動脈性心疾患のリスク
を高まるといわれています。

冠動脈疾患ってなんですか?

というと心臓まわりの冠動脈の内壁に
沈着した脂肪が血管の内腔
を狭めて
血液量が減少し、

酸素や栄養素を心筋に運べなくなる
病気です。

胸が痛くなったり、胸が圧迫される
感覚があるなど、
狭心症の症状がでます。

マーガリンやショートニングに含まれる
「トランス脂肪酸」は、微量なので
食べてすぐどうこうなるというわけでは
ないですが、

何ヶ月、何年、何十年と食べ続ければ
冠動脈性心疾患のリスクは増していく
でしょうね…

私は怖いので、マーガリン買うのやめ
ました。もう5年経ちます…
(でも、菓子パンなどに含まれいるので、
ちょっと体に入っているかもしれません…)

それと「サラダ油」。

ここでいう「サラダ油」は昔からある
日清さんなどの「サラダ油」という
名前の油のことをさします。

(キャノーラ油(なたね)・大豆油・
紅花油・コーン油・綿実油・パーム油
・ココナッツオイル・ヒマワリ油・
亜麻仁油・えごま油・胡麻油・米油・
オリーブオイル・アルガンオイル、

これら精製された油の総称をサラダ油
と言ったりもします)

「サラダ油」は、ゴマやなたね、
とうもろこし、米、米ぬかなど様々もの
を原料にしていますが、加工で200度
の高温で加熱します。

その時にリノール酸が変化して
「ヒドロキシノネナール」という物質が
発生。

「ヒドロキシノネナール」は血液に
入り込み、体の中を循環していきます。
そして細胞に吸収され、細胞内を酸化
させる。

酸化は、すごく簡単にいうと細胞の老化
を早めること。

酸化が酷くなると脳神経細胞などにも
悪い影響を与え、各臓器にも進んで
いきます。

サラダ油に限らずキャノーラ油など
ほとんどの精製油は、高温処理されて
います。

なので、スーパーに並んでいる安価な
”食用油”は全般的に、
「ヒドロキシノネナール」の影響が
否定できないです。

一部の学者さんは、
「ヒドロキシノネナール」は、体内に
蓄積される物質であり、脳神経細胞を
死に追いやる力があることから、

アルツハイマーの原因の1つになって
いるのでは、ないかと仮説しています。

こういった理由から、
マーガリン、ショートニング、サラダ
油類は、できるだけ摂らない方がいい
と思っています。

私は居酒屋でも働いていたので、よく
分かりますが、お店はそういった油
を使います。

安いから原価を下げられる。

なので、外食すると悪い油を避けるのが
難しい。

例えば、唐揚げがウリのお店に行って
唐揚げを食べないわけにいきませんよね?

お店の唐揚げ=「ヒドロキシノネナール」。
(極端ですが…)

スーパーの惣菜でも同じ。もっと安い油
を使うので、何だか怖いです。

コンビ二の甘いものコーナーにある
クリームタップリの洋菓子。
あのクリームの原料も水素添加の油です。

チョコも生クリームもカスタード
クリームも全部。

砂糖などで甘くしてあるだけ。

そういったデザート類を避ければ、
安全と思ったでしょ?

残念ですが、みんな大好きスナック
菓子などは、その油で揚げてます…

ポテトチップス=「トランス脂肪酸」
(これもいい過ぎかな…)

なので、せめて家庭ではマーガリン、
ショートニング、サラダ油避けて
欲しいですね。

自分で料理を作っていれば、買い物の
段階で避けられるので、そういった油
を体に入れる回数を減らせます。

今回の話、あなたはどう感じましたか?

ちょっと長くなったので、次回、
「体にいいほうの油」について話します。

オレンジ風味の大根なます

【体に必要な油3】体に良いバランスの油の割合とは?

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コメント

    • KYLIE
    • 2021年 6月 03日

    マーガリンを買わなくなって、自分も数年経ちます。それまでは朝トーストに必ず塗ってました。私の狭心症の原因、きっとコイツですね。最近は1枚目はシュレッドチーズをのせて焼き、2枚目は蜂蜜塗ってます。唐揚げ屋さんはどうか解りませんが、コンビニの揚げ物は危険です。揚げ油の交換目安を測定するキットがあるのですが、夜勤リーダーの一存で目視で判断する店舗もあれば、「高いから」と言ってキットを使わせてくれないオーナーもゴロゴロいます。

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