【自殺を考えたほど追い込まれた”ある出来事”】

今回は、健康レシピの紹介でもなく…

為になる健康情報でもない、

「10年前、私が自殺を考えたほど追い込まれた”ある出来事”」をお話しします。

実は今年の6月で、このメルマガを始めて丁度10年になります。

2014年の6月からスタートしたので、メルマガ発刊10周年記念ですね…

いつもご覧下さり、本当にありがとうございます。

特に、当初のメルマガと現在とでは内容が異なり、私が健康学を学んだことで、徐々に伝える料理や内容が変わっていったにも関わらず、発行当初から続けて読んで下さっている読者さんには本当に感謝しています。

なので、何かお返しができたらと思ってます。

このメルマガ発刊10周年記念に関しては、あらためてお伝えする予定です。
(何かイベントをしたいのですが、なかなか良いアイディアが思いつかないんです…「こんな事やって欲しい!」みたいな、ご意見もお待ちしております)

それで、

10年前のことをいろいろ思い出しているうちに、思い出したくない辛い経験も思い出してしまったのですね。

それは、私にとってほんとに嫌な経験であり、思い出すと苦しくなるので思い出しなくない事…

ですから、10年間、”ある出来事”は「封印」していたのです。

ですが、もう話しても大丈夫な心の状態になったので、お話ししようと思います。

この話、おめでたい10周年記念の時に話すことではないのかもしれません。

ですが、

こういったキッカケがないとなかなか話しにくいので、私の胸の内を聞いて頂けたら有り難いです…

2014年1月下旬、私は当時、働いていた飲食店(和食)を辞める決意をしました。

このお店は、私が大阪で最後に働いたお店。

ここでは、料理のことより、経営に関することを多く学ばせて貰いました。

仕入れ、原価計算、目標売上、販売促進…

毎日、宴会のチラシ配りもやりました。(やらされた(笑))

で、お店の経営者は、俗にいうワンマン社長。

なので、行動力とその速さが凄まじく、決めたら短期間で一気にやってしまう方でした。

その部分に関しては、すごく尊敬できるのですが、

反面、従業員がちょっとでも失敗やミスをすると人が変わったように怒る…

長年勤めている社員に対しては暴力もふるうこともありました。

ですから、社長が側にいる時は常に緊張していて、恐怖感も付きまとっていたように思います。

ここからは、私のプロフィールページでも少し話しているのですが、お店は3店舗あり、どの店にもカメラが設置され、社長が自宅で監視…

無駄な動きなどがあると「何やってんねん!」と電話がかかってきます。

常に労働状況を見られていたわけです。

そして、ちょっとでも時間が空けば、強制的にチラシ配りに行かされ、ゆっくり休憩をとった記憶がありません。(休憩はまかない食べている時間だけだったような…)

ある意味、奴隷と言っていいのかもしれません。

要するにブラック企業というやつです…

とはいえ、社長は従業員の体を気遣ったりするやさしい面もありました。(普通のことかも…)

これが、お店(会社)の基本的な状況。

ですから、過去には従業員の失敗から社長の怒りが爆発して、従業員が大怪我するようなこともあったようです。

よくよく考えると、こんなブラック企業によく2年半も居たなと思います…

そして、

”ある出来事”が起きたのは、私が辞めると決意した1ヶ月ほど前…

同僚が自殺したのです。

ある日、別の社員さんから私の携帯に「佐藤さん、大事な話あって社員みんな集まるから来て」と言われ、営業終了後に本店(3店舗の1つ)近くの居酒屋に集合しました。

みんなの様子から、「ただ事ではないな」と。

その時に「Nさんが自宅で首を吊って自殺した」と聞かされたのです。

彼(Nさん)は、固定で勤務する店舗は無く、その日その日で宴会予約が入っている忙しい店舗に行かされる社員さんでした。

そして、本店の店長という人がいて、社長に側近みたいな立ち位置で、3店舗すべてを管理。

失敗の多い従業員に対しては暴力を振ることも多かったです…

Nさんは、失敗が多い人で、本店店長からほぼ毎日のように暴力を受けていました。

顔に殴られたよう痕もありました。

もちろん、社長からも怒られる日々…

おそらく、それに耐えられず、追い込まれ、死を選んでしまった…

それらが一番の自殺の原因になったのではないかと思います。

この出来事から私は、店で働くことが怖くなりました。

「いずれ、自分もそんな目に遭うのではないか」と思ったからです。

このことが「もう、辞めよう」と決めた最初の出来事。

ですが、「辞める」と決断したのは、もう1つの理由があります。

”ある出来事”は、ここで終わりではなく、実はまだ続きがあるのです。

それは、私に直に降りかかってきた出来事…

長くなったので、続きは次回に。

続きの話はこちら↓

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